主婦のオーストリア生活記~in Graz~

夫の仕事でオーストリアのグラーツに行くことになったアラサー主婦。 オーストリアに行くまでと行ってからの奮闘記。

Tagesmutterのその後

昨年の9月にTagesmutterの利用を開始してから半年少しが経ちました。個人的にTagesmutterを利用してみた感想について書きたいと思います。

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Tagesmutterのメリット

同年代の子どもたちと遊ぶことができる

Tagesmutterは一度に最大5人までの子どもを預かることができます。日によりますが息子を入れて3-4人は常にいる状態です。

長男はTagesmutterの家で、同じくらいの年齢の子どもたちと一緒に遊んでおり、おもちゃや絵本を共有したり、おやつを食べたり、歌を歌ったり、色々な経験をしています。これは、家庭内だけでは得られない貴重な社会性やコミュニケーション能力の育成に繋がると思います。

少人数のため初めて預けるのにも安心

長男は一時保育こそ利用していたものの、基本は生まれてからずっと私と一緒にいたので、初めての人にどのような反応をするのか少し不安はありました。家では日本語しか話していないので、月齢が進むに伴ってドイツ語のみの環境で上手く友達と遊べるのか心配していたのもあります。

しかし、Tagesmutterは少人数でアットホームな雰囲気なので、長男もすぐに慣れました。Tagesmutterは子ども一人一人に目が行き届くように気配りしてくれます。

また、私もTagesmutterと気軽に連絡を取り合ったり、相談したりすることができます。次男が小さいこともありTagesmutterもいろいろと融通をきかせてくれているので、とてもありがたいです。

定期的に遠足に連れてってくれる

Tagesmutterは子どもたちを定期的に遠足に連れて行ってくれます。長男は動物と触れ合ったり、クリスマスマーケットや人形劇にも連れて行ってもらいました。

電車やバスに乗って出かけるので、長男も毎回楽しみにしています。私も写真や動画を見せてもらって、長男の成長や喜ぶ姿を見ることができます。これは、子どもの好奇心や発見力を育むだけでなく、親子のコミュニケーションにも役立つと思います。

ドイツ語に慣れることができる

私たち夫婦は日本人で、家では日本語を話しています。長男も日本語でコミュニケーションが取りやすくなり、日本への一時帰国でさらに語彙力が増えたように感じます。
しかし、Tagesmutterではドイツ語しか話されません。

長男はTagesmutterや他の子どもたちとドイツ語でコミュニケーションしようとしており、利用開始から一ヶ月の頃はたまにドイツ語の単語を真似て話したりする程度でした。最近は単語以外にも文章で話すこともあり、家でもドイツ語で独り言や次男に話しかけたりする様子が見受けられるようになりました。Tagesmutterからもオウム返しではなく、そのときにあった受け答えが少しずつできてきたと声を掛けてもらえました。
家でドイツ語を教えるのは難しいと感じていたので、ドイツ語に慣れることのできる環境を作れたのはよかったと思います。

Tagesmutterのデメリット:病欠

Tagesmutterの一番のデメリットは、病欠です。Tagesmutterは一人で子どもたちを預かってくれるので、体調が悪くなったり、家族が病気になったりしたら、お休みになってしまいます。その場合、代わりのTagesmutterを紹介してもらうことも可能ですが、近くで見つかるとも限らないし、大抵の場合急なので子どもが慣れるまでに時間がかかるかもしれません。

また、長男が体調不良で休むのと合わせると、Tagesmutterに通える日数が限られてしまいます。私は専業主婦なのでTagesmutterが病欠のときは自宅保育が可能ですが、仕事をしている場合は急に休まなければならないこともあり困ると思います。そのため、幼稚園や保育園に比べると病欠のリスクは覚悟しなければなりません。

所感

総じて思うのは我が家はTagesmutterに通わせてよかったということです。リスクはあるものの長男本人はお友達と楽しく遊べているようで、Tagesmutterに行くのを毎回とても楽しみにしています。保育時間によってお昼ご飯やおやつを与えてくれるのも私としてはありがたいです。