主婦のオーストリア生活記~in Graz~

夫の仕事でオーストリアのグラーツに行くことになったアラサー主婦。 オーストリアに行くまでと行ってからの奮闘記。

オーストリアでの保育事情

日本は保活など大変なイメージがありますが、オーストリアはそこまでではないかな?と勝手に思っていました。でも実際は事前に見学に行ったり友達の紹介だったりが重視されるところもあるようで、日本人夫婦の我が家にはなかなか厳しいこともあるだろうなーと少し不安に思い始めています。住んでいる州やその中でも地域によって事情は異なると思いますが、最近私が感じたことも含めてざっくりまとめてみたいと思います。

専業主婦だけど保育園に通わせられる…?

我が家が保育園について考え始めたのは今年の始めで、息子が一時保育を気に入っているので半日ほど保育園に行かせてみるのもいいかな?と思ったのがきっかけです。ただ日本で仕事を続けたままだったらきっと一年ほどですぐに息子を預けることになっていただろうし、せっかくなら幼稚園までゆっくり一緒に過ごしてもいいかな?という気持ちもあり正直迷っていました。

でも友人の話などを聞くうちに共働きでない家庭だと保育園に入るのはかなり難しいと聞き、ダメもとで申込みをすることにしました。保育園や幼稚園は毎年1-3月頃に申込みがあります。共働きでも入れない家庭も多くあるようで、園にもよると思いますがなかなか厳しいようです。

実際我が家も申込みをしたものの入れないとのことで、そこまで期待をしていなかったもののショックでした。というのも結果が来た頃には二人目の妊娠がわかっており、元気いっぱいの息子と産まれたての新生児二人を日中一人で見ることに不安があったからです。ここから9月以降の息子の預け先について真剣に考え始めました。

候補①一時保育

育児の負担軽減のために一番に考えたのが、昨年から利用している大学の一時保育の回数を増やすということです。息子が楽しそうに行っていることもあり、もともと保育園か幼稚園に行くまでは利用しようと考えていました。

しかしここで懸念事項が二点。一つはおやつやお昼ご飯は各自持参する必要があることです。息子が食べやすそうなものなどを朝から準備するのは少し面倒で、二人目が産まれてからはさらに負担になる可能性がありました。もう一つは立地です。今は夫が一時保育の近くのオフィスで仕事をしているので、朝は夫が息子を連れて出てくれることがほとんどでした。しかし、夫の職場が秋頃から変わる予定なのです。職場が移動すると遠回りになるので少し不便になることが想定されます。

候補②Tagesmutter 

Tagesmutterは個人の託児所のようなもので、訓練を受けた個人が自宅で他人の子を保育してくれます。

一時保育と併用して、もし良いところが見つかればTagesmutterを利用することを検討しはじめました。実際に利用している友人たちもいて、息子が気に入れば選択肢の一つとして良いなぁと思ったからです。しかし、ホームページなどで探しても家の近くではあまり見つからず、少し諦めていました。

その後、友人からFacebookにTagesmutterとTagesmutterを探す人のグループがあると聞き参加してみることに。家からそんなに遠くないところに何人かいるようでしたが、自らコンタクトを取るほどには至りませんでした。

それからしばらくした頃、偶然近くの公園で出会った親子がTagesmutterを利用しているとのことで少し話を聞いてみることに。最近3歳になったお子さんは気に入って通っているとのことで、連絡先を教えてもらいコンタクトを取ってみました。実際に伺うと広い庭に優しい雰囲気のTagesmutterの印象が良かったのでお願いする予定です。実際に利用しはじめたら、システムや印象など記録したいと思います。

候補③ベビーシッター

短時間だったり家で子どもを見てもらいたい場合にはベビーシッターも候補かと思います。こちらの友人が知り合いにお願いしていて、1時間9€でお願いしていると話していました。ただ個人的には一時保育の利用料より高かったのであまりメリットは感じませんでした。

ちなみに知り合いも関わっているStartfeeというサポートがあり、こちらは限られた用途と回数(子どもが半年になるまで、週一回3時間)ですが無料でベビーシッターを依頼できるようです。週一回でも誰かが赤ちゃんを見てくれるととても助かるので、二人目が産まれたら我が家も利用したいと思っています。

参考:Sie suchen eine Startfee

幼稚園

幼稚園は3歳から通うことが可能で、息子は来年の秋から対象になります。近くに評判が良さそうなところがあり、前から気になっていたので思いきって見学に行ってみることに。実際に見せてもらうと先生も優しく、モンテッソーリを意識した部屋の作りや教育方針が垣間見えて興味深かったです。とはいえ事前に訪問したり、入園の意思があることを伝えていても3歳での入園は難しいことも多いようなのでまた来年考えたいと思います。

所感

日本での保育事情には詳しくないのですが、オーストリアでは私が少し調べただけでもいろいろな選択肢があり驚いています。実際に人に聞いたりすることがとても大切だと感じたので、今後もいろいろなところで情報収集していければと思います。