主婦のオーストリア生活記~in Graz~

夫の仕事でオーストリアのグラーツに行くことになったアラサー主婦。 オーストリアに行くまでと行ってからの奮闘記。

グラーツで2度目の出産

9月の終わりに第二子となる男の子を無事に出産しました。グラーツで2度目の出産とはいえ、個人的には前回とは違うことだらけのお産になりました。

一人目とは違う産院での出産

一人目を出産した病院に不満はなかったものの、今回は今の家から少しでも近い産院で出産することにしました。家から徒歩10分弱の距離にあり、陣痛が来てからも歩いて行けそうだと思ったからです。

→実際、破水してから歩いて病院に向かいました!

前回出産した病院は出産時にPCR検査が必要で、出産時に有効なPCR検査結果がない場合、別途お金を払って受ける必要がありました。そのため今回出産した病院はPCR検査が不要なのもメリットに感じました。あとは今回出産した病院のご飯が美味しそうだったのと、純粋に前回と違う産院も利用してみたかったというのもあります。

一人目とは違う産婦人科

一人目の時にお世話になった産婦人科医は高齢でお産に携わるのを引退されることになったため、途中から出産病院の産婦人科医にお世話になることにしました。妊娠35週の検診から出産病院で検診を受けたのですが、出産病院は自宅から近いので特に出産間近は便利でした。

一人目とは違う助産

一人目の時にお世話になった日本語も話せる助産師さんはイギリスに行ってしまったとのことで、出産希望の産院で対応してくれる助産師さんを探しました。結果的に英語でも対応してもらえる比較的若めの助産師さん二人組にお願いしました。電話や会ったときの対応が丁寧だったのと助産師さんの一人が家のすぐ裏に住んでおり、それも決め手になりました。

逆子

28週の検診で初めて逆子であると先生に言われ、そのうち治るだろうと言われていたものの33週でも逆子が治らず焦りました。

助産師さんに相談すると逆子を治すセラピーもされているとのことで自宅にてアドバイスを受けました。内容としては逆子体操とmoxaと呼ばれるいわゆるお灸で、なるべく毎日するよう言われて約一週間試しました。結果、35週の検診では逆子が治っており、一安心でした。

ちなみにもしこの時に逆子が治っていなかった場合、大学病院で37週頃に逆子を治す施術が可能とのことでした。

出産病院での検診

一人目の出産の際は、病院へは出産しに行っただけでしたが、今回は溶連菌の検査やNSTを出産病院にて受けました。私の記憶が正しければ一人目の時は受けたことがなかったので、安心感がありました。

出産病院の産婦人科の先生は二人いたので、38週にもう一人のドクターによる検診があり、さらに予定日の少し前にも検診がありました。前回は35週の検診を最後に陣痛待ちだったため、とても手厚く感じました。ただ予定日が近づいても子宮口があまり開かず、陣痛待ちの期間が続きました。

なかなか来ない陣痛

なんとなく二人目は一人目よりも早く産まれると思っていましたが、そうでもありませんでした。実際、そろそろかなー?というそわそわした日々を2週間近く過ごしました。予定日になっても陣痛がくる気配がなく、母の帰国まで一ヶ月となり焦りが出てきたときも。

スムーズな出産

予定日の翌日、次男はあっという間に産まれてきてくれました。一人目の出産の時は陣痛がきてから出産まで20時間以上かかりましたが、今回は前駆陣痛かな?という程度の痛みを感じ始めてから約5時間で出産となりました。破水して病院に着いてからは一時間も経たずに産まれてきたのでかなり安産だったと思います。

所感

個人的には一人目と違う産院にしてよかった、というのが感想です。

なんといっても家からの近さが魅力的で、破水してからも歩いて産院に行けたのはラッキーでした。(おそらくタクシーが来るまでにたどり着けた)一人目の産院も遠くはありませんでしたが、歩くと20分ほどかかる距離だったので今回のように破水してからだと慌てていたと思います。

家から産院が近いことで母と息子もすぐに面会に来れたのもよかったです。部屋も一人目の産院よりも広くゆっくり滞在しやすかったため、入院中離れて過ごしていた息子も家で特にぐずることなく母と過ごしてくれました。ご飯も美味しかったので、おやつの時間も合わせて入院中の楽しみでした(^^)f:id:SarryTan:20221024134221j:image

今回は一人目の際に凍結していた受精卵を移植しての妊娠でした。無事に出産できて本当によかったです。バタバタとした日々ではありますが、夫や母に頼りつつなんとか頑張りたいと思います。