主婦のオーストリア生活記~in Graz~

夫の仕事でオーストリアのグラーツに行くことになったアラサー主婦。 オーストリアに行くまでと行ってからの奮闘記。

Stillstreik~哺乳ストライキ~

次男が7ヶ月半になった頃、突然哺乳ストライキを起こされ、完母から完ミ(離乳)になりました。長男も完母でしたが初めての経験でした。

哺乳ストライキ

哺乳ストライキとは、赤ちゃんが突然母乳を飲まなくなる現象のことです。原因はさまざまで、歯が生えてきたり、環境が変わったり、母親のストレスや体調不良などが影響している可能性があるそうです。

生まれてから完母で育ててきた次男の哺乳ストライキの始まりはある日の夜11時頃の授乳を突然拒否したことでした。そのときは眠たいのかな?という程度でそのまま抱っこして寝かしつけをしました。さほど泣くこともなく朝まで眠ったのですが、翌朝もいつも通り授乳しようとするとのけぞって嫌がり全く飲まずでした。その日はその後も何度か授乳を試みるも飲まず、ただ離乳食はしっかりと食べていました。

日中機嫌が悪いというわけではなかったものの水分をほとんどとっていないことが気になり翌日小児科を受診しました。そこで先生に状況を説明したところ言われたのがStillstreik(哺乳ストライキ)でした。

対策

小児科の先生によると哺乳ストライキの対応策は特にないとのことでした。タイミングや体勢を変えて授乳を試みるしかないと。

先生曰くまだ卒乳するには早いが、離乳食をどんどん進めましょうとのことでした。次男は7ヶ月から2回食にしたところでしたが、よく食べていたので早速3回食にすることにしました。

哺乳ストライキは突然なることがあり、2-3日で終わることもあればもっと長く続くこともあるとのことでした。先生には特に理由はなくお母さんにできることもない、ただ大変だけどトライし続けるしかないと励まされました。

経過観察①

5日後に小児科を再受診しました。哺乳ストライキを起こしてからスプーンや哺乳瓶では母乳を飲むものの直接は全く飲む気配がなかったので再受診の前から少しずつミルクもあげ始めることにしました。前回よりも体重が増えていたので、先生からはこのまま離乳食を一回あたり200-250gに増やし、食べるようであればさらに一回増やすことを提案されました。f:id:SarryTan:20230615043916j:imageミルクをあげるにあたって初めて哺乳瓶も購入しました。絵柄も可愛く、目盛の色の変化で適温もわかりやすく便利でした。今は絵柄の同じ小さめの哺乳瓶をあわせた二本を使っています。

経過観察②

さらに10日後、検診と予防接種で小児科を受診しました。体重は成長曲線の下方ではあるものの増えていました。授乳に関しては搾乳して母乳もあげつつ、ミルクも足してと混合になりました。

正直想定外の離乳に初めての混合育児であたふたしていましたが、子どもが元気で体重が増えていれば問題ないと言われほっとしました。

このとき次男は離乳食を一回あたり200gは食べていたので食後のミルクは不要とのことでした。

ただ一日6食を推奨され、目安としては朝晩にミルク2回、食事が4回でした。ただ現状としては一日6食は食べなかったので、日本の離乳食サイトにあった一日5食を目安に1食250gほど食べさせています。

完母から完ミに

離乳食の量は増えるも哺乳ストライキは終わらず、哺乳ストライキが始まってから2週間ほど経過したところで混合から完ミにしました。日中子どもたちを見ながら搾乳するのは大変でしたし、そこまでして母乳育児を続けるメリットが見つからなかったからです。

長男は11ヶ月頃までの授乳だったので次男もそれぐらいを目安に考えていたのもあり、離乳食を順調に食べているのをみると搾乳がとても手間に感じました。

ミルクは初めてだったのでどうなることかと思いましたが、やってみると意外と簡単で私だけでなく夫でもあげられるのはやはりメリットだと感じました。母乳に比べるとコストはかかりますが、栄養素もいっぱいで離乳食の補完程度だとそこまで高くないように思います。

ちなみにミルクはHippのものを愛用中です。f:id:SarryTan:20230615043930j:image

離乳食について

長男の時と比べて離乳食の進みが早い&食べる量が多いこともあり、手作りがベースではあるものの市販のベビーフードも活用しています。幸い次男はなんでも食べるので、忙しいときにも備えて市販のものを常にいくつかストックしています。野菜のベビーフードもお粥やオートミールに混ぜるとよく食べます。

二人目ということもあり、いかに効率よく栄養のあるものを食べてもらうかを考えるようになりました。そのため市販のベビーフードを活用することへの罪悪感が減り、便利なものはなるべく活用したいと思うようになったのは私の中の大きな変化かもしれません。そのうち長男と同じようなものを食べられるようになれば、子どもたちと一緒におやつ作りなどもできればいいなと思います。

哺乳ストライキを経験してみて

正直なところ最初は突然のことでなぜ?という気持ちでいっぱいでしたが、離乳食をしっかり食べていることもあり次男はもう母乳がいらなかったのかなと思います。後追いもあるため、完ミになったことで夫にお願いできることが増えたのは正直ありがたいように思います。

旅行中は完母だったら楽だったかもしれないと思うことはありましたが、今はおやつ代わりと夜のミルクのみなので日中のお出掛けもそれほど大変ではないのでよかったです。哺乳ストライキは経験しないに越したことはありませんが、育児は想定外のことばかりであると改めて実感しました。