主婦のオーストリア生活記~in Graz~

夫の仕事でオーストリアのグラーツに行くことになったアラサー主婦。 オーストリアに行くまでと行ってからの奮闘記。

初の子連れ一時帰国~フライト編~

2月の始め頃から、4年以上ぶりに日本に一時帰国をしていました。夫の日本での仕事に合わせて5週間ほど、初めての子連れ(2歳&0歳)での帰国です。もちろん子どもたちにとって初の飛行機&日本でした。

グラーツ空港発着

今回一時帰国するにあたり、車もなく乳幼児を二人連れてのフライトは最寄りのグラーツ空港発着が我が家の中で絶対条件でした。たくさんの荷物を持ってウィーン空港まで移動するのは大変なので、こじんまりとしたグラーツ空港を利用したのはよかったと思います。

ルフトハンザを利用してのフライト

グラーツ空港発着のため乗り継ぎを考慮して航空会社はルフトハンザを利用しました。ただ関空まで飛んだので、国内線での移動も発生してANAも利用しました。今回往路も復路も少しの時間変更のみでほぼ予定通り飛んだのでよかったですが、グラーツに戻る日の前後にルフトハンザのストライキがあったりと少しヒヤヒヤしました。次に日本に帰るときは違う航空会社を選ぶかな。。と思います。

バシネットの確保

子連れで帰国している人たちが口を揃えておすすめしてくれたのがバシネットでした。我が家も0歳児がいたので迷わず予約。ただこのバシネットを予約するには飛行機の予約番号が必要なんですが、仕組みを理解しておらずかなり焦りました。

子連れで長距離飛行機に乗る人には当たり前かと思いますが、オンラインで航空券を購入する際にはバシネットが予約できる席は全て選択できないので電話して確保が必要です。

我が家は日本に帰国する日がなかなか定まらず、フライトの予約がわりと直前になってしまったので、バシネットを予約できる席が一席も空いていないのではないかと不安になり、追加料金を払って事前に席を確保したりとてんやわんやでした。

結果的には私たちの乗ったフライトはバシネットが確保できたので、事前の座席指定は不要だったと思います。ただ本当にバシネットを利用できる席が空いてない場合もあるので、事前の座席指定は安心のためには必要かもしれません。子ども一人を連れての帰国ならばさほど気にしなかったかもしれませんが、今振り返ると初の帰国&子ども二人連れでかなり焦りながら予約しました。f:id:SarryTan:20230330063414j:image

行きのバシネットはこんな感じでした。結構しっかりしていました。

機内対策グッズ

子連れで長距離フライトの際に心配なのが機内での過ごし方でした。2歳の長男にはなるべく大人しく座っていてほしいので思いつく限りのものを準備しました。

  • フットレスト(膨らませて足元におけるもの)
  • iPad(お気に入りの動画をダウンロード)
  • 子ども用のヘッドフォン
  • シールなど黙々と遊べるおもちゃ
  • パン、おやつ

長男には子ども用の機内食が出ましたが食べたり食べなかったりだったので、おやつなどは必須でした。飲み物はコップでも飲めますが、機内は揺れるので普段から持ち歩いているボトルも大活躍でした。

フライト中の子どもたちの様子

思いつく限りの対策はして乗った飛行機でしたが、正直めちゃくちゃ大変でした。次男は行きは特にバシネットでほとんど寝てくれていたので助かりましたが、長男に手を焼きました。

最初は一時間ほどのフライトでしたが、まずシートベルトが嫌で号泣。そのため、乗り継ぎの待ち時間に泣き疲れて眠る。私たちもすでに疲れてそのまま寝かせたら長距離フライトでなかなか眠れず号泣

今思い出しても行きのフライトは悲惨でした😂逆に次男一人なら余裕だったのか…と驚いたり。日本について早々、しばらく日本には帰らなくてもいいなーというのが私たちの感想でした😂😂

ただ帰りのフライトは長男もアニメや映画を観て大人しく過ごせました。グラーツの家にはないテレビに日本で慣れたおかげか、映画を集中して観れるようになっていました。あとは日本では車移動もあってシートベルトに慣れたのと、言い聞かせが通じるようになったのが大きかったと思います。

ベビーカーの機内持ち込み

友だちから子連れ一時帰国の際におすすめされたのがベビーカーの機内持ち込みです。機内持ち込み可能な大きさのものでなくても、受付やゲートで伝えればギリギリまでベビーカーの利用が可能で、飛行機から降りた時もゲートのところに置いておいてくれました。

ただこれは国際線でのみ可能なようで、国内線に乗り継いだときはできませんでした。機内持ち込み可能な大きさのベビーカーでなければスーツケースと同様に預ける必要がありました。ただ国内空港では代わりのベビーカーを貸してくれたのでよかったです。

ところが日本からグラーツに戻る際、フランクフルト空港でベビーカーを使用したくて行きと同じようにお願いしていたもののベビーカーがゲートになく大変なことに。。飛行機を降りてすぐ気づけばよかったものの、勝手がわからずもう少し先に置いてあるのでは?と移動してしまったところベビーカーを受け取れないまま乗り継ぎをすることになってしまいました。ルフトハンザの窓口で聞いてみたところ人手不足で要望に応えられないこともあるのが現状とのことで…散々な目に。というのも長男がちょうど眠ってしまい、フランクフルトの大きな空港内を夫が眠った長男を抱っこして移動することに。私も次男を抱っこ紐にいれての移動で、他にも機内持ち込みの荷物などもあり本当に大変でした(´;ω;`)

結果グラーツで無事ベビーカーを受け取ることはできたのですが、機内持ち込み可能なベビーカーの必要性を感じた出来事でした。

空港ホテルの利用

今回復路は早朝の出発、夜遅くに到着だったため関空グラーツ空港近くのホテルを利用しました。空港ホテルを利用するのは初めてだったのですが、特に関空近くのホテルは広くてサービスが行き届いていてとても便利でした。コンビニやレストランも多くあり、翌日の出発もスムーズでした。

グラーツ空港近くのホテルもシンプルながら十分な広さでした。長時間のフライトのあとそのまま家に帰っていたら大変だったと思うので、一晩ゆっくり過ごしてから家に帰れたのは体力的にも精神的にもよかったです。

子どもたちの時差ボケについて

日本についた際、長男は夜中に泣いて起きたりと時差ボケのようなものがありました。ただ翌日には普段通りになったのでさほど大変ではなく、帰りは特に時差ボケなどなく普段通りの生活に戻れました。夜にグラーツに着く便だったため、フランクフルト空港から寝られていたのがよかったのかもしれません。長男は朝は早起きではありましたが、グラーツに戻ってしばらくするとサマータイムに突入したのでちょうどよかったです。

所感

初めての子連れ一時帰国は、やはり大変でした。行きに比べると帰りは少しましでしたが、しばらく帰国はいいかなーというのが夫婦の感想です。今後長男の成長が期待できる一方、次男に手を焼く未来を想像すると不安しかなかったり。ただ子どもたちと日本で過ごせたのは楽しかったので、次回はさらに対策をして臨みたいと思います。