9月の終わりに出産した第二子の産後の手続きについてまとめておきたいと思います。第一子のときと概ね同じ流れではありましたが、一部オンラインでの手続きになっていたり、逆に対面での手続きに戻っていたものもありました。
オーストリアで日本人夫婦が子どもを出産した場合、必要な手続きは以下です。
- オーストリア国内の出生届と出生証明書
- Meldezettelの登録
- eカードの取得
- 在留許可証の申請
- 日本の出生届の提出
- Familienbeihilfeの申請
- Kinderbetreuungsgeldの申請
- パスポートの取得
基本的には第一子のときの手続きを参考に進めていきました。
前回は産院で書類を書いて提出すると後日各所から完了した書類などが届いていましたが、今回はすべてオンラインでの手続きに変更になっていました。
オーストリア国内の出生届と出生証明書
オンラインで手続きしてから一週間ほどで出生証明書が郵送で届きました。今回もドイツ語版と英語並記されたものの2種類を取得しました。
<必要書類>
- 両親のMeldezettel
- 両親の出生証明,婚姻証明(戸籍謄本)
- 両親の国籍証明(パスポート)
- 両親の学位証明(なくてもよさそうでしたが、第一子のときも出したので念のため)
- 新生児の名前
Meldezettelの登録
オーストリアにおける住民票の登録です。こちらも手続きから一週間ほどで、出生証明書と一緒に郵送で届きました。
<必要書類>
- 両親のMeldezettel
- 両親の出生証明,婚姻証明(戸籍謄本)
- 両親の国籍証明(パスポート)
- 両親の学位証明(なくてもよさそうでしたが、第一子のときも出したので念のため)
- 新生児の名前
eカードの取得
オーストリアにおける健康保険証の取得です。オンラインでの手続きから10日ほどしてから、健康保険証が郵送で届きました。
<必要書類>
- 両親のMeldezettel
- 両親の出生証明,婚姻証明(戸籍謄本)
- 両親の国籍証明(パスポート)
- 両親の学位証明(なくてもよさそうでしたが、第一子のときも出したので念のため)
- 新生児の名前
在留許可証の申請
前回はオンラインでのやり取りでしたが、今回は対面での手続きが必要でした。担当者にアポを取り約束時間に行くと、なんと入り口まで担当者がきてくれていました!そのためその場で書類を渡し、中に入ることもなく手続きが完了。初めての展開に驚きを隠せず、また最初に夫と二人で手続きをしていた頃からは想像もできないほどに担当者は赤ちゃんに対して笑顔でした。
提出の2週間後には手元に在留許可証が郵送で届きました。
<必要書類>
- 申請用紙
- 写真
- ドイツ語の出生証明書
- 子どもの公的保険加入が確認できる書類
日本の出生届の提出
今回は早めにパスポートを取得したかったため、日本の区役所に直接出生届を提出しました。ちなみに大使館経由だと戸籍に反映されるまで一ヶ月半かかるとのことでした。。
事前に記入済みの書類のコピーを本籍地のある区役所に確認してもらい、原本を日本に郵送して義母に提出をお願いしました。すると、翌日には戸籍に反映されていたのでとてもスムーズに手続きをしてくれたようです。
<必要書類>
- 出生届1通
- オーストリアの出生証明書(ドイツ語版)と和訳
- 出産場所(病院等)の住所が確認できる書類とその住所の和訳
Familienbeihilfeの申請
日本の児童手当金のようなもので、出産後しばらくして申請の用紙が送られてきました。申請書に必要書類を添付して郵送すると出産時からのぶんがまとめて口座に入金がありました。後日郵送で手続き完了の書類も送られてきました。
<必要書類>
- 申請用紙
- 母親の在留許可証
- 子どもの在留許可証
Kinderbetreuungsgeldの申請
日本の育児給付金のようなものです。申請用紙は加入する健康保険組合に確認してダウンロードし、記入したものに必要書類を添付して郵送しました。こちらも翌月にはまとめて口座に入金がありました。
<必要書類>
- 申請用紙
- 母親の在留許可証
- 子どもの在留許可証
- ドイツ語の出生証明書
- Mutter Kind Passの一部(検診の記録)
パスポートの取得
今回は息子を連れてウィーンの在オーストリア日本国大使館まで申請に行きました。申請と受取の時間は事前予約制で、ウィーン在住ではないため11時に申請して15時に受取が可能でした。受取の際に47ユーロを現金にて支払いする必要がありました。
<必要書類>
- 一般旅券発給申請書
- パスポート用の写真
- 6ケ月以内に発行された戸籍謄本
2020年に第一子を出産したときと必要書類は概ね同じでしたが、手続きの方法については一部変更がありました。上記は日本人夫婦がオーストリアで子どもを出産した際の手続きになりますが、方法等はその都度確認されるのが良いかと思います。