ヨーロッパでは新型コロナウイルスの第二波が到来しています。イギリスやフランス、ドイツに続いてオーストリアも再度ロックダウンとなっています。現在のオーストリアの状況を把握するためにも、自分なりにまとめてみました。
新型コロナウイルスに対する信号システム
オーストリアでは、新型コロナウイルスの発生率や病床の占有率などを考慮した流行状況を地域別に信号システムで表しています。9月頃から本格的に導入され、リスクの高さは上から順に赤、オレンジ、黄、緑となっています。毎週更新されるこの信号システムは、色に合わせた感染対策が地域ごとに行われてきました。ウィーンなどは9月中旬頃から高リスクのオレンジになり、どんどん新規感染者数も増加していきました。グラーツのあるシュタイアーマルク州は感染者の増加ペースがウィーンほどではない日々が続いていましたが、10月30日にとうとうオーストリア全域が赤になりました。
ロックダウン
11月3日午前0時からスタートし、期間は11月30日までとされています。今回は生産活動は継続するとのことで、美容院等も含めて店舗の営業は継続されます。しかし、飲食店の営業はは配達とテイクアウトのみで、20時から翌朝6時までは原則外出制限です。上級学年と大学はオンライン授業ですが、幼稚園と義務教育は今まで通りとのことなので前回のロックダウンと比較すると緩めの規制です。プライベートで人と会うときは、人数制限がないものの最大2世帯までとなっています。
新型コロナウイルス(COVID-19)感染症 | 在オーストリア日本国大使館
所感
今までも不必要な外出は控えていたので、私たちの生活に特に変化はないように感じます。特に出産後は外食もほとんどせず、もっぱら近くの公園を散歩する日々でした。最近は今まで通り密は避けて、外では常にマスクをするようにしています。残念なのはさらに友達と会いにくくなったことです。そろそろ息子の生活リズムも落ち着きつつあるので、本来ならいろいろな人に会ったりしたいところですがこればかりは仕方ない。少しでも早く状況が良くなるのを願うばかりです。