主婦のオーストリア生活記~in Graz~

夫の仕事でオーストリアのグラーツに行くことになったアラサー主婦。 オーストリアに行くまでと行ってからの奮闘記。

オーストリアの妊婦検診

今回は私が出産までに受けたオーストリアでの妊婦検診についてです。あくまでも私の場合なので、同じオーストリア内でも場所や妊娠の経過によっては状況が変わると思います。

妊婦検診の回数

私は出産までに計7回産婦人科を受診しました。お腹の張りが気になって急遽受診したのが一回、それ以外は先生に言われるがまま検診等を受けました。

エコー検査のイラスト(女医)

妊婦検診の費用

最初にもらった書類によると、公的保険でカバーされる妊婦検診は基本的には3回でした。

  • 妊娠8週~12週頃に1回
  • 妊娠18週~22週頃に1回
  • 妊娠28週~32週頃(30週~34週)に1回

と、以下のように書かれています。


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あと、これとは別に妊娠糖尿病の検査をGKKに受けに行く必要がありました。こちらは血液検査と合わせて無料でした。

私は妊娠がわかった当初は公的保険対象の産婦人科に通っていましたが、途中からプライベートの産婦人科に変更しました。最初はお金がかからないほうがいいと思っていましたが、助産師さんおすすめの先生に変更したためです。そのため、変更後は毎回一定の検診費用が掛かっていました。申請すると、公的保険から一部返金があります。(例えば、65ユーロほどの支払いに対して40ユーロほど返金がありました。)

途中産婦人科を変わらなければ、検診はさらに一回少なかったように思います。ちなみに内診は日本と違ってカーテン等がないザ・海外スタイルです。

産婦人科医選び

グラーツという小さな街でも、産婦人科医はたくさんいます。最初はなんとなく女性がいいと思っていましたが、助産師さんおすすめの女性医師は私の出産予定日頃にみんな夏休み中で不在でした。そのため、産まれる時期によって産婦人科医選びは注意が必要です!

といっても助産師さんおすすめの男性産婦人科医は友達に教えてもらって診てもらったことがあり、友達もその先生に診てもらって出産していたので心強かったです。産婦人科は夫の職場近くだったのも選んだポイントでしたが、コロナの影響で夫は出勤しておらず検診の際は家から二人で通っていました。

妊婦検診の頻度

公的保険でカバーされる妊婦検診の頻度を見てもわかるように、日本と比べると検診の回数は少なかったです。日本では妊娠後期には2週間に一度、臨月は1週間に一度と友達に聞いていたので、とても驚きました。幸い検査などで引っ掛かることはなかったので、順調なうちは特に受診頻度が増えることはありませんでした。臨月に入る前も検診は4週間に一度と言われたときは、それまでに産まれるのではないかとそわそわしましたが、問題なく出産できました。

ちなみに妊娠中期にお腹の張りが気になった際は、連絡すると快く診て下さいました。コロナが少し落ち着きつつある頃で、特に問題もなく、安心したのを覚えています。検診までの期間は先生も”なにかあれば来てね”というスタンスでした。

まとめ

国外での出産で日本と比べて検診の回数が少なかったですが、皆さん温かく、何不自由なく、いつでも受け入れられていると感じながら出産できたことを大変嬉しく思います。