オーストリアは現在コロナの影響でロックダウン中ですが、そうでなければ本来利用できるグラーツ市の子育てサービスについて調べたので、まとめて紹介したいと思います。
Treffpunkt
日本でいう児童館のようなものです。市が地域ごとに開催しており、子育てに関するカウンセリングを受けたり、ベビーマッサージのやり方を学べたり、Treff(会う)punkt(場)の名の通り、同じくらいのお子さんがいるママ達と出会える場です。
- カウンセリング:カウンセリングでは「赤ちゃんの眠り・動き・授乳」などに関するアドバイスがもらえます。お医者さんもいるので、体重や身長を測ったり心配事などを気軽に質問したりできます。
- ベビーマッサージ:コロナが少し落ち着いていた頃に何度か参加しました。毎回私たちだけの貸切状態だったので、ドイツ語でもなんとかついていくことができました。息子は特に泣くこともなく、毎回ご機嫌だったのでコロナが落ち着いたらまた参加したいと思っています。
Willkommensmappe
グラーツで出産すると、Willkommenmappeという子育てや子育てに関するサービスなどがまとめられたフォルダーがもらえます。本来は各自受け取りに行く必要がありますが、こんな状況なので、私のときは連絡すれば家まで担当の人が持ってきてくれました。
グラーツ市による子育てサービスは、なんと一度でも参加すると40€のクーポン券がもらえます。クーポン券はベビー用品店だけでなく、スーパーやレストランでも利用可能です。私はクーポン券を利用して抱っこひもを購入しました(^^)
その後も、カウンセリングや医師との面談に計15回参加すると、さらに40€のクーポン券がもらえます!
記念樹
グラーツ市から記念樹をもらうことができます。たまたまそのことを知った日が配布日だったので、散歩がてら受け取りに。小さな苗で、複数の木のなかから好きなものを選んで受け取ることができました。
しかし、うまく鉢替えができなかったのか、残念ながら今は枯れています(涙)広いお庭があれば、大きくなる様子を観察するのも素敵ですよね。
絵本
図書館からはドイツ語の絵本とグッズがもらえました。かわいいねずみのキャラクターで、たまに読み聞かせると興味津々に絵を見ています。
Familienpass
このカードがあれば様々な特典を受けることができます。施設の利用料の割引や、旅行会社や映画館で受けられる特典もあります。
Windelscheck
エコの観点から、こちらでは布オムツの使用が推奨されているようです。布オムツを購入すると80€までは市が負担してくれます。
まとめ
日本で育児を経験したことがないので、日本と比べてどうかはよく分かりませんが、こうやって書いてみるとグラーツ市による子育て支援は手厚いと感じています。少なくとも、子育て世帯への支援が多く、周りの目も温かいように感じます。例えば、公共交通機関では、大きなベビーカーでも畳むことなく利用できますし、段差や扉の開閉など誰かがサッと手伝ってくれるのは嬉しい限りです。