主婦のドイツ生活記

夫の仕事でオーストリアのグラーツに行くことになった主婦→2024年ドイツに引越しをしました、ドイツでの生活について

グラーツでサッカー観戦

先日、友達のご主人にチケットを取ってもらってサッカー観戦に行ってきました。想像していたよりもコートとの距離が近くて、臨場感がありました(^^)/

グラーツにサッカーチームがあることは知っていたのですが、今までサッカーを観ることもあまりなかったので少し調べてみました。

グラーツのサッカーチームについて調べてみた

グラーツにはSK Sturm Grazというオーストリアの1部リーグに属するサッカーチームがあります。過去に日本人選手が所属していたこともあるのですが、現在は日本人選手はいません。

クラブは1909年に創設され、1990年代前半は財政難に陥ったこともあるようです。そんなときにSK Sturm Grazの監督に就任したのが、のちに日本代表の監督に就任するイビチャ・オシム氏だったとのこと。いくらサッカーに詳しくない私でも”オシム監督”は聞き覚えがあるし、まさかここグラーツでも監督をしていたことがあるとは驚きでした。

現在SK Sturm Grazはオーストリア1部リーグ12チーム中、第6位(2019年11月5日現在)と中位の成績です。

スタジアムについて調べてみた

SK Sturm Grazの本拠地であるMerkur Arenaという名前のスタジアムはMurparkの近くにあります。トラムの駅はGraz Stadion Liebenauなのですが、スタジアムには大きくMerkur Arenaとあるのも少し気になっていました。こちらも調べてみると、いろいろな経緯があったようです。

f:id:SarryTan:20191106061536j:plainWikipediaによると、もともと1951年に完成したGraz Liebenau Stadionが老朽化で同じ場所に新しいスタジアムを建設することになり、1997年に完成したのが現在のスタジアムだそうです。そのとき、シュタイヤ―マルク州出身でカリフォルニア州知事だったアーノルド・シュワルツェネッガーの名前がスタジアムについたとのこと。しかし、その後死刑執行をめぐってアーノルド・シュワルツェネッガーへの批判が高まったことから、彼の名前をスタジアムの名前から取り除く議論……結論が出ないままアーノルド・シュワルツェネッガー自らがスタジアムの名前に使うのを禁止したそうです。その後は改めてGraz Liebenau Stadionとなりましたが、その直後にUPC社がネーミング権を獲得しUPC Arenaになったことも。2016年からはMerkurがネーミング権を獲得し、現在のMerkur Arenaに至るそうです。なかなか長くて興味深い歴史です。

試合当日は臨時のトラムも出ており、たくさんの人が利用していました。スタジアムの中ではスポンサーのPuntigamerのビールやジュース、パンが売っているので食べたり飲んだりしながらサッカー観戦を楽しめます。ちなみに試合中にいる売り子さんはおじさんがほとんどでした(笑)

チケットと入場方法 

試合のチケットはオンラインで予約してもらったものを印刷して持参しました。スタジアムに入る時にチケットのQRコードをかざして入る必要があり、あわせて荷物検査がありました。席は14列目で、一人28€でした。

試合はボロ負け

今回の試合相手はWolfsberger ACというチームで、現在リーグ第3位の格上のチームでした。
f:id:SarryTan:20191106055544j:image結果としては、0-4でボロ負け!!(笑)前半から点数を取られていたのですが、思ったよりも大敗でした。ホームでの試合だったので、グラーツのチームの応援の人が多かったのですが、後半戦途中から帰りだす人も( ゚Д゚)

それでも楽しかった初サッカー観戦

試合結果は残念でしたが、楽しかったの一言です。というのも想像以上にコートが近く、選手の動きがよく見えたので点数が入らなくても飽きることはありませんでした。どちらかというと、もう前半戦が終わったの?というぐらい(・∀・)

ルールは詳しくないので、周りの人の拍手のポイントがわからずでしたがゴールはどちらかわかっていれば十分楽しめました。詳しい人と行くとさらにいろいろなことが知れて新鮮でした!

思っていたよりもお手頃な値段で観戦できたので、SK Sturm Grazが調子の良いときに(笑)また行ってみたいと思います。