主婦のオーストリア生活記~in Graz~

夫の仕事でオーストリアのグラーツに行くことになったアラサー主婦。 オーストリアに行くまでと行ってからの奮闘記。

編み物クラブ

2カ月ほど前から、友達に教えてもらって編み物を始めました(^^)/こちらでは編み物をする人が多く、毛糸屋さんも多くみかけます。思った以上に不器用でとても苦戦しましたが、今後に向けて反省も含めた記録です。

編み物を始めた経緯

秋頃、友達がミトンを編むというので便乗して教えてもらうことになったのがきっかけでした。

→とりあえず何でも挑戦してみたいという意欲だけはあるタイプ

正直今までほとんど編み物をしたことがなく…昔祖母に少し教えてもらったような、でも結局上手くいかなくてあきらめたような…そんな感じでした。

→昔から手先は器用ではない

でも友達が編んだというミトンがとても可愛くて、私も編んでみたいと思い、まずは棒針を借りて習い始めました!

→今思うと、いきなりミトンというのはレベルが高すぎた

ミトンを編む

すでに経験者の友達と、教えてもらいながらミトンを編み始めました。棒針は3.5のもので、5本セットになっていました。編むときも全部使いながら編みます。
f:id:SarryTan:20191219061138j:imageミトンの編み方は友達が持っていた本をコピーさせてもらい、適宜書き込みながら進めました。

→やる気だけは十分

編み物初心者の私には、文章ではわからず何度も手直ししてもらいながら進めること半日。結果、まさかの3段しか進みませんでした(笑)

→1段38目で編んでいたのに…ちなみに友達はほぼ片方終了

その後、自宅に持ち帰って遅れを挽回しようとするも毛糸が絡まり泣く泣く糸を切ることになりました。

→少しいいアルパカの毛糸を使っていたこと、せっかく教えてもらって進めた分をあきらめたくなくて徹夜で毛糸をほどくも失敗、悔し泣き

このあたりで友達も私の不器用さに気付いてくれました(笑)編み物には表編みと裏編みがあるのですが、まずはそれを繰り返すゴム編みの練習をすることにしました。

ゴム編みの練習

ミトンの入口でゴム編みをマスターしたと思っていた私ですが、安い毛糸を使って編んでみるとゴム編みすらも満足にできていないことが判明しました。

→友達に確認のため写真を送ると、ゴム編みにしなかったの?と聞かれ判明

ミトンが3段しか進んでいなかった私は、ゴム編みの出来上がりがわかっておらず…基礎ができていませんでした。その後改めて友達と練習し、やっとゴム編みがなにかを理解しました!

腹巻を編む

ようやくゴム編みをマスターし、夫用の腹巻を編むことにしました。初心者はマフラーやスヌード、腹巻などから始めるといいようです。ちなみに腹巻は輪針を使って編みました。10段ほど編んだところで友達に進捗報告の写真を送ると、輪針をつかいこなせていないことが判明しました。

→輪針を使って編んでいるのに、なぜ輪になっていないの?と聞かれ判明f:id:SarryTan:20191218074303j:image改めてYouTubeで確認し、輪針は続けて編んでいく必要があることを知りました。正直、自分の不器用さには驚きましたが時間をかけて腹巻は完成!でも、最後の始末に失敗したので今編みなおしているところです。

帽子を編む

腹巻で自信をつけた私は、思い切って帽子を編むことにしました。というのも帽子も輪針で編むと簡単だと聞いたからです。ここでも、夫の帽子を編むことにしました。

→たくさん練習してから、自分のミトンを編みたかった

YouTubeも見ながら進めたのですが、出来上がったのはとても小さいサイズでなんとA5のノートサイズでした。

→途中小さい気もしていたが、大きすぎてもよくないと勝手に判断

f:id:SarryTan:20191218074402j:image現在、夫は寒いのか私が編んだ帽子を毎日かぶってくれています。でも、たまに周りの人からの視線を感じるような気がするとのこと。ちょっと聖職者っぽい雰囲気になっています(笑)

ミトンを編む(再)

またミトンを編み始めるまでにさまざまな壁にぶつかった私ですが、ゴム編みをマスターしたあとはスムーズに編み始めることができました。ミトンは色を変えて編んでいたのですが、その後ゴム編みからメリヤス編みをすることに。メリヤス編みとはひたすら表編みをすることで、ゴム編みに比べると編みやすいです。しかし、ここでまた友達に自信満々で進捗報告の写真を送るとメリヤス編みができていないことが判明しました。

→メリヤス編みになってない…と教えてもらい判明

友達の出来上がりをみて違うと気付いたのですが、何度やってもメリヤス編みにならず…ここでまさかの編み方が逆であることに気付きました。

→ミトンの表を見ながら編むところ裏側を見て編んでいたことが判明

今までのゴム編みは表編みと裏編みを繰り返すので、どちらから見ても見た目は同じですが、表編みを裏側から編むと裏編みになるというトリッキーな展開になっていました。

→ここにきて、誰もしないであろうミス

その後もいろいろありましたが…友達に助けてもらいながら2カ月越しのミトンが完成しました!

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よく見るとあらが目立ってしまうのですが、自分用なのでよしとしました!

編み物の魅力

編み物は想像していたよりも難しく、奥が深いことを身をもって知った私ですが、少しずつできることが増えて編み物にはまっています。

毛糸選びが楽しい

編み物の楽しさは、毛糸選びから始まります。何をどんな色で作るか、どの毛糸にするか肌触りを確かめたりするのが楽しかったりします。グラーツに複数毛糸屋さんがあり、見てまわるだけでも楽しいです。

f:id:SarryTan:20191218074810j:imageグラーツの毛糸屋さんは何件かあるのですが、私がよく行くのは以下です。

Hirt-Knöpfe Nähzubehör und Handarbeitszubehör

手芸用品屋さんなので、さまざまなものが手に入るお店。

Alpaka & Art - tonundwolle.at Alpakas und Keramik in Bad Gleichenberg

アルパカの毛糸がたくさん売られているお店。

Maschenwerkstatt

さまざまな種類の毛糸が売られているお店。

他にもたくさんお店があるのですが、毛糸はいろいろな種類があって私自身まだあまりよくわかっていません。ですが、アルパカの毛糸で編むと暖かいので、帽子やミトンを編むときにおすすめです。

完成したときの達成感

作品が完成したときの嬉しさで、また作りたいと思わせてくれます。さまざまなミスをした私ですが、作りたかったものができたときは達成感でいっぱいでした!

一生ものの趣味

編み物は一生ものの趣味になると感じています。練習次第でいろいろなものを編めるはずですし、いずれ両親や義両親にもなにか編んでプレゼントできればいいなぁと思ったり。今後も細々と続けられそうです。

もともと不器用で、日本にいるときは時間に余裕もなく編み物をするなんて考えもしなかったのですが、実際にやってみると楽しいです。落ち着いて、丁寧になにかをすることの大切さも学ぶことができました。オーストリアにいる間に、さまざまなことに挑戦して趣味が増えればいいなと思います(´▽`)