2回目の在留許可の延長手続きが完了しました。今回の延長は主人が研究者として今までとは少し違う手続きをとる必要があったので、そのときの記録です。
今回はあくまでもわたしたちのケースです。大学で研究者としてオーストリアに滞在する夫は、企業で働く方や留学へ来る方とも少し違う手続きになります。そのため、今後オーストリアで在留許可申請をされる方は参考程度にしていただければと思います。
2年ほど前にこちらに来てから、こちらの大学で働き始めるまでさまざまな手続きがあったので少しでも参考になることがあれば嬉しいです。今までの手続きはこちら。
在留許可証の種類
- 夫:Niederlassungsbewilligung - Forscher
- 私:Rot-Weiss-Rot - Karte Plus
研究者としての延長手続き
今回の手続きでは今までの形態とは少し変わり、研究者用の在留許可証 (Niederlassungsbewilligung - Forscher) の延長手続きを行いました。基本的に延長に必要な書類は昨年と同じでしたが、今年違ったのはAufnahmevereinbarungという書類を準備する必要があったということです。
今回はこの書類を埋めるのに手間取り、延長手続きがかなりギリギリになってしまいました。Vice-Presidentのサインが必要だったり、不備で差し戻しになったりで思ったように手続きが進まなかったのが原因です。
しかしながら、期限の一週間前になんとか申請手続きが完了し、無事在留許可証を受け取ることができました。最初にオーストリアに来たときに何度もオフィスに通ったのが嘘のようです(笑)
今回の延長手続きに必要だった書類
申込書
形式は昨年とほとんど同じでしたが、一部変わっていました。今年も大学のウェルカムセンターに相談して申込書をダウンロードしました。夫も私も同じ用紙で、チェックする項目が少し違いました。
Aufnahmevereinbarung
先に述べた研究者用の在留許可証を取得するにあたって必要であった書類です。簡単な研究内容等がかかれた、研究者であることを証明するような書類です。こちらはプロジェクトの詳細を夫の上司に記入してもらう必要があり、またVice-Presidentの署名が必要でした。
写真
35mm×45mmのものが必要で、今年も新しく撮り直しました。Meldezettelの手続きをするオフィスの下に写真を撮る機械があります。
更新料
一人160€でした。現金もしくはカードでの支払いが可能です。
パスポートのコピー
今年はしっかりとコピーして持参しました。顔写真があるページだけで問題ありませんでした。
雇用に関する書類
夫の職場で雇用期間や給与の記載がある書類 (Letter) を準備してもらいました。
給与明細
雇用先の大学のシステムからダウンロードできる給与明細を印刷して持参しました。念のため1年分持参しましたが、提出したのは直近ひと月分のみでした。
住居に関する書類
アパートの契約書を持参しました。
住民票
Meldezettelを持参しました。
保険契約に関する書類
保険会社からeカードと一緒に届いた書類を持参しました。
今回は、2年の在留許可証をゲットすることができました(^^)/
予定からさらに一年延長して滞在予定で、来年は手続きしなくてもいいのが嬉しいです。今まで在留許可の手続きでは冷たい対応をされていたのですが、今回はそうでもありませんでした。いつもと同じ人でしたが最初に拙いドイツ語で少し話をしたからか、2回目の更新で名前を覚えてもらえたのか、以前よりも優しく対応してくれました(*^^*)
日本と違って書類の準備に時間がかかることが多いので、何事も早めの手続きをおすすめします。2月前からでも遅くないくらいでした。