主婦のオーストリア生活記~in Graz~

夫の仕事でオーストリアのグラーツに行くことになったアラサー主婦。 オーストリアに行くまでと行ってからの奮闘記。

本格的なアプフェルシュトゥルーデル作り

先日、オーストリア人のプロの方からアプフェルシュトゥルーデルの作り方を学ぶことができました!いつか自分で作れるようになりたい、と思っていたので願ってもない機会でした(*´ω`*)

先生は長年農家の方と連携してお仕事をされているようで、地元の食材を使った料理を教えたりされているとのことでした。材料は全て用意されていて、生地からそれぞれが手作りしました。

アプフェルシュトゥルーデル

アプフェルはドイツ語でりんごのことで、シュトゥルーデル生地でりんごを巻いて焼いたものがアプフェルシュトゥルーデルです。オーストリアを代表するお菓子で、カフェやケーキ屋さんにもよくおいてあります。

f:id:SarryTan:20190308231302j:image今回アプフェルシュトゥルーデルに使ったリンゴはもちろん全てシュタイアーマーク産のものです(^^)/

リンゴはいろいろな種類が混ざっているほうがいいらしく、甘いものや酸味の強いものなどいろいろでした。4~6人分のアプフェルシュトゥルーデルを作るのに700gのリンゴ(今回は一人4個)を使いました。

 

アプフェルシュトゥルーデルの生地作り

生地を作るのに必要なのは小麦粉(glatt)、菜種油、水、リンゴ酢、塩だけで、生地には砂糖はまったく使われていないとのことでした。材料を混ぜて捏ね捏ね…先生が一人ずつ生地を確認してくれました。思いのほか根気強く捏ねる必要があり、興味深かったです。
f:id:SarryTan:20190308231252j:imageあっという間に生地が出来上がりましたが、寝かせている間にアプフェルシュトゥルーデルの中身を作り、その後やっと生地でくるむ作業へ。しかし、生地をうすーく伸ばすという、一番難しいポイントが。

ここで驚いたのが、ふきん(お皿を拭く用のもの)の上に小麦粉を散らして、その上に生地をおいてくるむということです!ふきんの上で作業をするなんて考えたこともなかったので、まさかまさかの展開でした('Д')巻きずしを作る時の巻きすのようなもので、ふきんのおかげできれいにくるめます。

生地の伸ばし方は、手をグ―にした背の部分で回しながら伸ばすという、一見なんともプロフェッショナルな手法でした。言葉で表すのは難しいのですが、ふきんの大きさぐらいになるよう、うすーくうすーく長方形に伸ばしていきます。少しぐらいは破れてしまっても問題ないとのことでした。

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先生の力も借りながら、なんとか成形に成功しました(*´ω`*)

f:id:SarryTan:20190309005351j:plainここから約40分ほどオーブンで焼きます。
f:id:SarryTan:20190308231309j:imageオーブンで焼く間に、見本となるアプフェルシュトゥルーデルをいただきました★

先生が事前に準備してくださっていたもので、とても美味しかったです。

f:id:SarryTan:20190309005550j:plainみんなで話しているうちにできあがりました!ちなみに一番右のものが私ので、焼き加減(色の付き具合)はお好みとのことでした。家に持ち帰り早速主人と食べると、とても美味しかったです(*'▽')先生に手伝ってもらいながら作ったのに、自分が天才なのかと錯覚するほどでした!笑

材料はシンプルなものだったので、オーストリア人にとっては身近なお菓子なんだなぁと改めて感じました。ちなみに、先生曰くオーストリアではアプフェルシュトゥルーデルの生地を薄くきれいに伸ばせる人が、結婚すべき女性だそうです(=゚ω゚)ノ