日本でいろいろなものを手作りされている方とお知り合いになる機会があり、先月グラーツに戻ってから、お料理上手な方々と日本の味を手作りしました。
いろいろなもの作りに参加させていただき、おそらく日本では一生やらなかったであろう体験をさせていただくことができました!日本の家族も友達もびっくりです。笑
今回手作りしたのは以下の4つです。
調べてみると、日本ではもちろん海外でも手作りされている方が結構たくさんいらっしゃるようで、驚きました!確かに海外では思うようなものが手に入らなかったり、あってもとても高かったり。日本では何でも簡単に買えてしまうので、私はグラーツに来るまで手作りしようなんて全く考えたことのないものばかりでした。。
実際一人で作るとなるとわからないことも多かったので、普段から作っておられる方に教えていただきながら作れたのはとても良い経験となりました(´▽`)
糠漬け
“混ぜるだけ”とのことでしたが、絶妙な塩加減があるのだと思います。
材料は糠、粗塩、昆布、唐辛子、にんにくです。粗塩以外は日本で購入されたそうです。作る人によっては鰹節や昆布をいれたり、そのあたりはお好みとのことです。大きなボールで全てを混ぜて、糠床なるものをいただいてきました。
中には人参の皮や白菜などの捨て野菜を入れて、冷蔵庫で保存しておけば良いとのことです。発酵は少し遅くなるようですが、混ぜる頻度も少なくてすみます。2週間ほどすると味が安定するとのことで、今では美味しい糠漬けをいただいています♪
漬けるのはきゅうりやナス、人参にセロリなんかもいいようです。海外らしい大きなきゅうりしかないと思っていたら、市場に小さいきゅうりも売っていました!これは日本のきゅうりみたいで、糠漬けに良く合います(*´ω`*)
沢庵
こちらは大根が旬でないため失敗となってしまいましたが、作り方を教えていただきました。材料は大根、糠、粗塩、ザラメ糖、昆布、鷹の爪です。大根は一週間ほど干しておく必要があり、その後糠等を混ぜたなかにつけます。隙間ができないように詰めたり、実際に見てみるとたくさんのコツがありました。これは一人で再現できるか…見ていただけですが難しく感じました。
味噌
味噌はお友達の子供たちも一緒に作ってくれました。材料は麹、大豆、塩です。大豆を茹でてから潰すのですが、子供たちが踏んでくれたので楽しくできました。お子さんがいる家庭だと、きっと日本でも楽しいのだと思います★
潰した大豆に塩と麹を混ぜて、それを団子にしてナイロン袋に詰めました。
半年以降食べられるとのことですが、一年二年と日をおくと更に美味しくなるとのことでした!私がグラーツにいる間に美味しくなりますように…今は冷暗所でお休み中です。
大豆はBIOショップで購入できます。麹は日本からまとめて買ってきてくださった乾燥麹を使用しました。
納豆
納豆は大豆を茹でるところは味噌と同じです。主人が納豆が好きなため、大豆を茹でるところからやらせてもらいました。材料は大豆と納豆菌です。納豆菌は日本から持って帰ってきました。味噌と違うのは、納豆は菌を入れるため温度管理が重要とのことでした!41度で24時間、その後冷蔵庫で2日ほど寝かせたら完成です。グラーツで作る際の温度管理はヒーターや炊飯器の傍に置いておいたり、電気毛布を使用したりしておられるとのことでした。
大豆が呼吸してるようです。
普通の鍋で茹でると約4時間かかりました。
出来上がりはというと
上手く写真が撮れなかったですが、とても美味しかったです!ひきわり納豆のような感じです。市販のものと比べると少し臭いがきつめかもしれません。
今回は納豆菌を使いましたが、市販の納豆から作る方法もあるようです!
ちなみに今回日本から戻る際、たこ焼きプレートと土鍋を持って帰ってきました。ガスコンロはこちらのOBIで購入できました。
毎日日本食でなくても平気な私たち夫婦ですが、やっぱり日本のものを食べるとホッとします(^^)グラーツにいる間に食に関するあれこれも吸収して帰れますように!